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朝日新聞の「でっちあげ」体質


 有本香氏がtwwiterで推薦していた「でっちあげ」(福田ますみ、新潮文庫)というノンフィクションを読んだ。

 ネタバレにはなるが、簡単にストーリーを紹介する。

 ある教師が生徒をいじめて体罰をしたという両親からの苦情に対して、校長が丸く収めようと教師に謝罪を求めた。教師は身に覚えはなかったが、それで収まるならと謝罪をしたところ、その両親の要求はエスカレートする一方だった。
 それを嗅ぎつけたマスコミが記事にすると全国的な話題となり、子どもに死に方を教えた「史上最悪の殺人教師」というレッテルが貼られた。その後、6ヶ月の休職という厳しい処分が下った。両親はさらに教師と市に対して損害賠償を起こしたが、公判の中で両親の主張の矛盾が次々と明らかになり、両親によるでっちあげであることが明らかになった。
 教師はその後、市の人事委員会に対しても処分の取り消しを求め認められた。

 この本で印象的なのは、一度マスコミで報道されると、偽善者たちがぞくぞくと寄ってきて、子どもを擁護し、教師の人格攻撃を始めたことだ。訴訟の原告団には550人もの弁護士が付き、マスコミも評論家も競って報道し、コメントを出した。
 判決の行方が怪しくなり始めると偽善者の群れはフェイドアウトしてシラを切り始めた。優柔不断な面もある教師ではあったが、自分の身は自分で守るしかないと決意し、最終的には勝利を勝ち取った。

 事実確認もしないで「正義感」から激しい言葉で教師を攻撃するマスコミ、人権派弁護士としての箔をつけようと協力を申し出る弁護士、ろくに診察もしないで両親の言いなりになって診断書を書いて記者会見を開いた医師、そして、保身に走る校長・教頭と市の教育委員会。こうした偽善者たちの群れが、教師を陥れた。

 この事件でも、最初に報道したのは朝日新聞である。市川雄輝記者である。教師が体罰をしていないと主張しても聞く耳を持たず、再度学校側に確認してから記事にするといいながら確認をせず、両親の主張そのままの攻撃的な記事を書いた。
 後で「学校側に再度確認したのか」と聞いても、そんなことは言っていないと市川記者は答えた。
 この本の著者である福田氏が取材しても、市川氏は教師との取材のやりとりについて答えただけで、それ以外の質問は一切受け付けなかった。

 市川記者は今どこで何をしているのか知らないが、一人の教師の人生を破壊したことを自覚して反省しているのだろうか。それとも、「正義の味方」を任じて害悪を撒き散らし続けているのだろうか。

 この本を読んで感じたことは、慰安婦問題との類似性である。構造は同じである。
 朝日新聞の報道に始まるマスコミによる激しい攻撃、人権派弁護士・NGOによる売名行為、それが韓国や国連に飛び火していった。そして、日本政府の優柔不断な態度。
 慰安婦問題はいまだに解決していない。朝日新聞は、誤報を認め、謝罪したふりをするものの、英文ではその後もブロパガンダを続けている。

 この「でっちあげ」体質が、改善することはあるのだろうか。


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コメント

2018年9月段階でも朝日新聞の記者をやってるみたいですね。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASL9L42SJL9LUBQU00F.html

おっしゃるとおり、多少の事実(慰安婦の存在)から話をでっち上げ(強制連行)、センセーショナルに報道して扇動し、反証されても逃げ通すところが、慰安婦問題とそっくりです。

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